SEO対策とは？いまさら聞きにくいSEO対策の基本や基礎を解説

事業運営の一環としてのサイト制作や見込み客を集めたいと考えたときに、「SEO対策」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか？

ただ、SEO対策という言葉は「すでにみんな知っている言葉」として書かれていることが多く、そもそもSEOって何？という根本的な話はあまりされていないのが実情です。

そこでこのページでは、千葉県でSEO対策支援を行っているカーテンコール株式会社が、「SEO対策って何？」について解説します。

SEO対策って何？

SEO(エスイーオー)とは、英語の「Search Engine Optimization」の略語であり、日本語にすれば「検索エンジンへの最適化」を意味します。検索エンジンに自社サイトを最適化して、自社のサイトをできるだけ検索結果の上位に表示させて、自社サイトへの流入を増やすことを「SEO対策」と呼びます。

検索エンジンでユーザーが検索すると、一般的には表示されたサイトのうち「上から順にサイトを開いていく」傾向があるため、とあるキーワードで上位を獲得することができれば、自社サイトへの流入が増えていくことになります。

そのためSEO対策は「流入してきてほしい検索キーワードの検索結果で上位に自社サイトが表示されることを目指す」行為と認識すると良いでしょう。

関連：SEO対策は意味がない？意味がないと言われる理由や効果が出ない原因

企業のサイトがSEO対策で目指すこと

検索エンジンを代表するGoogleでは、2016年の時点で全世界で年間2兆回以上の検索が行われたとされています。信じられないくらい、人々が検索エンジンを利用していることがわかりますね、

しかし、これら全ての検索ワードにSEO対策を行うのは不可能に近いですし無駄が多いです。そのため、自社の事業に関係があり特に検索した人が自社のサービスを求めていそうな検索キーワードを中心に検索結果の上位を目指していくのが企業のサイトがSEO対策で目指すべき方向性です。

例として、千葉県習志野市で営業代行事業を行う会社(A社)がSEO対策を行う場合をみてみましょう。

上に記載したような検索キーワードで、A社が検索上位を仮に取れたとしてもほとんどA社にメリットはありません。そのため、上に記載したような検索キーワードで上位を目指すのではなく、以下のようなキーワードで上位表示を目指していくのが一般的です。

A社のサイトがこれらの検索キーワードで検索された際に上位に表示されれば、自社の売上や利益に大きく貢献してくれる自社サイトが完成することになります。日本の中小企業が目指すSEO対策のゴールは、上に記載したような自社の売上や利益に貢献してくれるキーワードで自社サイトが上位に表示した状態といえるでしょう。

SEO対策のメリット・デメリット

SEO対策が成功すれば自社サイトのPV数が増えたり、自社の売上・利益に貢献してくれることとなりますが、メリットだけではなくデメリットや注意するべきといえるポイントも存在します。

SEO対策のメリット・デメリットに分けてみていきます。

SEO対策の4つのメリット

SEO対策には数多くのメリットがありますが、代表的なものを挙げるとすれば、以下の4つです。

1つずつみていきます。

サイト流入数が増える(売上・利益が増える)

SEO対策を行う最大のメリットは、自然検索からの流入(検索エンジンからの広告以外の流入)が増えることです。

検索エンジンからの流入には、有料検索(リスティング広告枠)と自然検索(非広告)の2種類がありますが、SEO対策の効果が出れば後者を増やすことができます。

広告枠ではないためSEO対策の効果が出て狙ったキーワードからの流入が増えれば、それだけ自社の売上・利益が向上する可能性が高まります。

広告宣伝費を抑えることができる

検索エンジンは日々検索順位に変動が起きていますが、大きな変動は頻繁には発生しないことが多いです。そのため、一度上位に表示されて自然検索からの流入を獲得することができれば、一定期間はその流入が継続することが大半です。

一方、有料検索(リスティング広告)は、広告がクリックされるごとに費用が発生する仕組みであるため、流入を継続的に獲得したければ広告を出稿し続ける必要があります。

結果的に、SEO対策を施して効果が出れば有料検索に投下するはずの広告宣伝費を抑えたとしても売上や利益を維持・向上することができるため、広告宣伝費自体を抑えることが可能になるのです。

関連：リスティング広告の始め方

作成したコンテンツが会社の資産になる

自社サイトのサーバーやドメインを契約し続ける限り、SEO対策目的で作成したコンテンツは半永久的にインターネット上に残り続けます。

そのため、一度作成したコンテンツは自社の資産となって見込み客に商品・サービスの説明をしてくれる営業マンの代わりになったり、自社のサービスに見込み客をずっと連れてきてれたりします。

もし仮にSEO対策の結果が目の前で出なかったとしても、どこかの大きなアルゴリズムアップデート(検索エンジンの順位決めルールの大幅な変更)があった際に一気に順位を上げる可能性もあり、一度作成したコンテンツはずっと自社に見込み客を連れてきてくれる大きな資産になってくれるのです。

ブランドイメージが向上する

SEO対策で獲得できる自然検索流入は、サイトへの流入方法の1つであるため、SEO対策がうまくいってサイト自体の流入数が上がっても、直接的に売上に繋がらないということも稀にあります。

しかし、それが全く意味がないわけではありません。先述したように現代では誰しもが検索エンジンを利用して情報を得ているので、狙った検索ワードで上位が取れていることで、自社サービスや自社の認知向上に繋がり、上位で表示ができているという事実によってブランドイメージを向上させることにもつながるのです。

SEO対策の4つのデメリット

SEO対策の注意するべき点として挙げられるポイントは4つあります。

1つずつみていきます。

効果が出るまで時間がかかる

SEO対策は、対策を実行してすぐに目にみえる形で効果・成果がわかるということはほとんどありません。

各検索キーワードごとに相対評価で順位が決まるため、対策をするサイトの状況や運用歴、同じ検索ワードを争うライバルの状況によって、成果が出てくるまでに必要な対策、期間もまちまちです。

検索エンジンの最大手であるGoogleが公式のマニュアルとして公開している内容には、「成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。」と記載されています。

現場で実際にSEO対策を行っている実感としてもSEO対策の効果は早くて1ヶ月程度、遅ければ1年程度かかってから目にみえて出てきます。

そのため、「来週までに集客数を伸ばしたい」というご希望には向いていない手法であることは押さえておく必要があります。

関連：インデックスされない原因と対処法解説

間違った対策では逆効果になる恐れもある

SEO対策で成果を得るためには、正しいSEOに対する専門知識が必要です。

インターネット黎明期に流行った、ページ内にとにかく検索ワードを詰め込む、とにかくリンクを増やす、意味のないページをたくさん増やすなどの手法は、現在ではNG行為となっており、こうした行為を行なっていてGoogleに見つかればガイドライン違反とされてペナルティ対象にされてしまうことがあります。

ペナルティの対象にされてしまった場合、それまで少しずつ育てたサイト全体のSEO評価が一気に下げられ検索エンジンの検索結果に一切表示されなくなってしまうなど、SEO対策で獲得したかった結果とは逆効果になってしまう恐れがあります。

そのため、SEO対策を行いたい場合には、Googleも公式ガイドラインで発表しているように、正しいSEO対策の知識を持ったSEO業社に依頼することをおすすめします。

当社、カーテンコール株式会社ではSEO対策のご依頼をお受けしております。SEOコンサルティングからSEO対策用のコンテンツ制作まで幅広くお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。

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絶対的な指標・評価項目が公表されていない

SEO対策は紆余曲折あり、ほとんどがGoogleに対する対策に終始することになっていますが、実はGoogleは明確に検索エンジンのアルゴリズム(順位を決定するルール)を公表していません。

こういうことはやってはいけないというNG行為や、こういう設定を推奨するという推奨設定などはGoogleが公式に発信していますが、細かい評価項目や重要度は公表していないため、実際の対策はサイトの状況を見ながら各SEOコンサル業社が対応していきます。

そのため、対策するページのタイトルを変えるだけで順位が上がる場合もありますし、記事のコンテンツをリライトするところまで必要だったり、内部施策を実装してもうまく順位が上がらない場合もあります。

SEOの絶対的な指標や評価項目がGoogleから公表されていないため、どこをどのようにやれば絶対に順位が上がると断言できないことには留意が必要です。

関連：被リンクのSEO効果はどれくらい？注意点とリンク獲得方法

アルゴリズムアップデートによる大幅な順位下落の可能性

検索エンジン(主にGoogle)は、ユーザーにとってより便利な検索エンジンにアップデートしていくことを目的として、定期的にサイトの順位決定ルール(アルゴリズム)を大幅に変更しています。これをアルゴリズムアップデートと呼びます。

このアルゴリズムアップデートは不定期(大体年に1-3回)で行われ、内容は非公表で行われるイベントであるため、アルゴリズムアップデートが起きてみない限りどのようなサイトが評価されるアルゴリズムになるのかわかりません。

このアルゴリズムアップデートは、検索結果順位に大きく影響を及ぼすことが多く、たとえ1つのキーワードで1位を獲得し、大量の流入と売上を獲得していたとしても、アルゴリズムアップデートで10位までにすら入らなくなることもあるため、一気に流入数を落としてしまうリスクがあるのです。

ただし、Googleのアップデートはユーザーの利便性向上を目的としているため、ユーザーに向けた価値のあるコンテンツ制作やサイト導線を設定できていれば、過度に恐れる必要はありません。

SEOでの検索順位決定の仕組み

ここからは簡単に検索エンジンにおける検索順位が決定するまでの仕組みについてご紹介します。

大まかに、

1. クロール
2. インデックス
3. 検索結果の表示

という順序で検索順位が決定されますが、それぞれに必要な対策が異なっていることには注意が必要です。

クロール

クローラーと呼ばれる検索エンジンのロボットがWebサイトを発見・巡回し、そのページの内容を認識していきます。この行為を「クロール」や「クローリング」と呼びます。

クローラーに発見されないページは基本的に検索エンジンの検索結果には表示されませんが、クローラーはただ待っているだけでなく、ツールなどを使ってサイトの存在を認知させてクローラーを呼び込むというテクニカルな方法を用いることもあります。

インデックス

クローリングによって取得・認識した各Webサイト、Webページの情報を精査して各ページが「どんな検索キーワードに対応しているページか」を抽出し、検索インデックスに登録します。

インデックスとは本来、「索引」といった意味をもっている言葉です。SEOにおけるインデックスとは、「何で調べた時にページが検索結果に掲載されるのか」を意味しており、人間が現実の世界で辞書を引く行為に似ています。

簡単にいえば、「ユーザーが何を調べているときにこのページを検索結果に表示すると利便性が高くなるか？」をGoogleがWebページから読み取った情報から精査していく行為といえます。

検索結果の表示

実際にユーザーがキーワードを入力して検索した時に、検索エンジンはそのキーワードのインデックスとして登録されている各Webページの中から、数百もあるとされる検索結果決定ルールに従って表示する順位を決定し、実際に表示します。

先述したように、検索結果の順位決めルール(アルゴリズム)の詳細は公開されていませんが、各検索結果の傾向から比較的読み解くことができるため、読み解いたアルゴリズムに合わせて検索結果が上位に表示されるように対策する必要があるのです。

まとめ：はじめてのSEO対策はプロに任せるのがおすすめ

サイト制作の段階から、サイトの全体戦略設計やSEO対策、SEO対策用のコンテンツ制作支援までご支援します。

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